近年セレモニーホールでの葬儀が大多数を占める中で「本来のお葬式の姿を」というご意見が非常に多くなってきました。
何百年と歴史のあるお寺の本堂で、ご本尊様のお守りのもとでお勤めできるお葬式は格別のありがたみと重みがあります。
心から感謝の気持ち、合掌の気持ちで故人をお送りすることができる寺院葬を行いましょう。
葬儀社の指定等はありませんが事前に住職に連絡をお願いします。葬儀社を紹介することもできます。
費用等についてはお気軽にご相談ください。
仏事のご相談もお気軽に
葬儀や年回忌法要、水子供養、位牌、仏壇、墓地等ご不安に思っていることがありましたら、檀家さん以外でもお気軽にご相談ください。
卒塔婆供養について
年回忌法要を営む時や、大施食会の時などに「卒塔婆」を建てます。
卒塔婆とは、サンスクリット語の「stupa ストゥーパ」という言葉を、漢語で音写したもので仏塔のことであり、塔婆とも略されます。
お釈迦さまのご遺骨を埋骨し、その上に建てられた塔をインドでは「ストゥーパ」中国では「卒塔婆」と言い日本でもそのまま卒塔婆、塔婆として供養の気持ちを表すものとして建てられます。
塔婆の頭にギザギザがついています。あれは、五輪塔というお墓の形を表しています。上から「空・風・火・水・地」を表していて、世界を構成する五大要素のことです。
供養の気持ちを形であらわすときに塔婆供養をしますが、塔婆をまっすぐ建てるように自分自身の供養の気持ちも塔婆と一緒にまっすぐ立ち上げていくのです。
年回忌法要や大施食会以外の時でも塔婆を建て供養することも大切な行いです。
お焼香について ~曹洞宗の場合~
※お焼香の回数等は宗派によって異なります。
(1)仏前(ご本尊様、お位牌など)に合掌礼拝を行います。
(2)回数は2回です。
1回目はお香をひとつまみし、額のあたりまで持って行き香を拈(ねん)じ、炭の上におき焚きます。いわゆる拈香(ねんこう)するのです。
2回目は軽く香をつまみ炭の上におき焚きます。(2回目は拈じません。)
1回目のことを「主香(しゅこう)」2回目のことを「従香(じゅうこう)」と言います。
(3)再度、仏前(ご本尊様、お位牌など)に合掌礼拝を行います。
いずれにしても、報恩感謝の気持ちを「お香の香りに変えて行動をもって届ける」「心を一体にする」ということが大切です。